幼児期のお子様をお持ちの保護者の皆様へ

 就学前のこの年齢層は、幼稚園等の「社会環境」やご家庭での「家庭環境」により、文字の読み書きや数の概念などに大きな差があります。そこで、お子様一人一人の現況に応じて指導内容や指導方法を変えていく必要があります。そのため、前進塾では、幼児クラスの授業に関しては原則、個別指導で学習を進めていきます。
 ところで、令和2年度から「学習指導要領が変更」されるのに伴い、次のようなことが言われています。


 令和2年度から小学校で新しい学習指導要領がスタートします。先生が黒板の前に立ち大事 なことを板書して、生徒がノートをとる「トーク&チョーク方式」ばかりでなく、子どもたちが自分で調べたり、わいわい議論したり発表したりする「ワークショップ方式」をどんどん増やしていこうとしています。また、幼児期から小学校への接続が大きく変わると言われています。幼児期に遊びを通して育ててきた主体性を受けて小学校がスタートする形になっていきます。これまで心配していたような「小学校に入る前にこれもできるようになっておかなければ」ということではなく、もっとその子らしさや意欲を大事にするようになっていきます。


 これを読んで、安心された保護者の方は要注意です。

 就学前の準備はあまり関係ないようなことが書いてありますが、では、「文字はいつ覚える」のですか。『幼児期から負担なくゆっくりとやっていく』のか、それとも、『小学校に入学して生活リズムが大きく変化する中で時間を見つけて練習する』のか、どちらを選びますか。小学校の授業時間だけで十分な時間は絶対にとれません。今回の変更も評判の悪かった「ゆとり教育」も、すべて現場を知らない文部科学省の官僚が机上の空論で作り上げたものなのです

 そこで、前進塾では就学前に必ず身につけておかないと、小学校入学時から学校生活にも支障を来すひらがな・カタカナが読める」「自分の名前が書ける」「数字の読み書きができる」「基本的な数の概念が身についている」というような内容をまず身につけさせます。これらは入学時に9割以上の方が身につけている内容です。さらに、「ひらがな・カタカナが書ける」「簡単な文章が読める」「数の大小が理解できる」「1桁の足し算・引き算ができる」ことを次の目標とします。この内容も半数以上の方は入学時に身につけています。さらに学習が進んでいるお子様においては、先取り学習(予習)で小学1年生の学習内容を進めていきます。

 大切なお子様の新しい第一歩を決めるのは保護者の方々の判断です。お子様が「どのような一歩を踏み出し」「どのように歩いて行くのか」、とても大切なことです。何が正しく何を信じるかをよく考え、保護者の方々が賢明な判断をされることを期待します