小学生のお子様お持ちの保護者の皆様へ

 小学生に共通することは、「習い事が多い」と言うことではないでしょうか。その中の一つに前進塾のような「学習塾」や「習字教室」も含まれるでしょう。他にも、「英会話」に「スイミング」「ピアノ」「バレエ」「そろばん」に「」とあげたらきりがありません。お休みの曜日の方が少ないのなんて普通のようです。

 そんな中でよく聞かれるのは、「小学生も塾にやった方がいいんでしょうか。」とか、「何年生から塾に通わせれば間に合いますか。」といったようなことです。それに答える前に一つ質問があります。「小学生の1日の家庭学習時間ってどれくらいかご存じですか。」「学年ごとの1日の家庭学習時間ってどれくらい必要か知っていますか。

 まず、1つめの答えは、大手通信教育企業が2015年に調べた値では、全学年の平均で1時間35分だったそうです。受講者の層が学年が上ほど多いのと、余分な費用を出している家庭環境から考えて、本当の平均はもう少し少ないでしょう。2つめの答えは、以前から一般論として「15分×学年」と言われています。あくまで目安ですから、個人個人の現在の学力やこれまでに学習に費やした時間などが異なるので、これでは足りない場合もあると言うことです。また、同じ1時間でも集中度合い(内容の濃さ)でも変わってきます。

 では、最初の質問に戻りましょう。一律にいつから塾にと言うものはありません。また、塾に行ったからといって状況が改善されるとは限りません。まずは、お子様の学習到達度を知ることが大切です。では、何を目安に見極めればいいのかというと、小学生の全員に当てはまるのは学校のテストと通知表ではないでしょうか。ただし、現在の評定の付け方は、現在も小学校では多くが学級担任制であることを考えると、通知表の評定ではなくテストの得点を見るとよいでしょう。このとき、小学校のテストは非常に易しいということを忘れないでください。もし、同じ程度の問題で入試を行うと差がつかなくて合否が決められないほどです。したがって、満点が当たり前くらいに思っておいてください。でも、人間ミスはつきものですから、90点以上をとり続けていればまあ問題はないでしょう。問題は60点とか70点とかが混じる場合です。この場合は何かしらの対応をしないと手遅れになります。この状況の場合は、すぐに何らかの対処をしないと、遅くなれば遅くなるほど取り戻すのが大変になります。その対処の方法の一つの選択肢として我々学習塾が存在すると思ってください。

 保護者の皆様も学生時代などに経験があると思いますが、「その時分かっていてもしばらくすると忘れてしまう」「覚えたはずのことが出てこない」ということです。これを防ぐためには、繰り返すことです。でも自分でやると何をしたらいいか見当がつかないこともあります。そういったときも我々学習塾の出番です。

 結論を言うと、当たり前ですが、「塾は行っても行かなくてもよい」ということ。「遅れていることを認識してから対処するようでは、本当は遅い」ということ。「塾に通うつもりなら、早いほうが間違いがない」と言うことです。

 まずは、知人などに尋ねてみたり、近くの学習塾に電話で問い合わせをしてみたりするとよいでしょう。